軟弱三十路ツーリング

天気は快晴。陽気は上々。
早起きしたkurokiは、軽くTRXの洗車をし、ワックスもかける。

今日は、TRX-MLのIidaさんとのツーリング。
榛名山や浅間山をちんたら走って、温泉と蕎麦と珈琲を楽しむ軟弱ツーリングなのだ。

準備を整え、出発進行。
待ち合わせ場所の関越道高坂SAに向かうため、外環道をひた走るkuroki。
トンネルを抜けた瞬間、メーターを見た我が目を疑った。

0キロ?え?え?え?

一瞬何が起こったのか、わからなかった。
とにかくスピードメーターがまるで反応していない。

関越道の料金所を抜けたところで、路肩にTRXを止めメーターをチェックする。


なんと、メーターケーブルがぶらーんと外れていた。


メーターワイヤーもなくなっている。ケーブルが外れたときに、どこかへ飛んでいってしまったらしい。

なんてこった。
今日は春の交通安全週間だってのに、速度がわからないなんて‥‥どうしよう(汗)。

Iidaさんが待っていなければ、この場で引き返してしまいたいと思った。
そういえば、今日来る予定だったgomitechさんが、「メーターケーブルが届かないから行けない」と書いていたっけ。
gomitechさんの怨念が乗り移ったのかと、半ば真剣に思うのだった。


関越道高坂SAにて、Iidaさんと合流。
メーターケーブルの件を告げ、道中の先導をお願いすることにした。
TRXのメーターケーブル外れは、珍しいコトじゃないらしい。皆さんも気を付けられたし。

しかし、走っている速度がわからないのは怖い怖い。
今いったい、何キロで走っているのか、まるで見当がつかないのだから。

高速をびゅんびゅん飛ばすIidaさんを、ひぃひぃ言いながら追いかけるkuroki。
Iidaさん曰く、120km/hぐらいで巡航していたそうだが、kurokiの体感は150km/hを超えていた。

本日、ビビりモード200%ですから(汗)。


渋川伊香保ICを降り、先導をkurokiにバトンタッチ。
榛名の峠道をちんたら駆け上がる。

この峠道は、路線バスが通るため、引っかかってしまうともう最悪。
流れるスピードが低く、車体は安定しない。
ディーゼルの排気ガスは臭い。
ずばっと抜かしてしまいたいが、取り締まりも怖い(何しろ今は‥‥以下略)。


じっと堪え忍ぶこと十数分、ようやく着いた榛名湖畔で一休止。


そういえば、慣らしツーリングに来たときも、ここで一休止をしたんだよなぁ。
あれからもう4年が経ったのかぁ。いろんなコトがあったなぁ‥‥な~んて、ガラにもなく、センチな気分になってみたりして。


「ガラにもないこと言うのう」


榛名湖畔から四万温泉までのルートは、実に快適だった。
天気は最高。交通量も少なく、路面状況抜群。取り締まりも無し。
ほどほどのペースで峠道を駆け抜け、いい気分で四万温泉に向かう。

道中、道を間違えたり、行き過ぎてダム湖まで行ってしまうハプニングもあったが。
それもまぁツーリングのスパイス(笑)。



お陰で、ダム湖の湖畔では、いい写真を撮れたしね。


四万温泉では、まったりと露天風呂につかる。
はぁ~、極楽極楽。
このままビール飲んで、寝てしまいたい‥‥。

午前中から温泉に入ってまったりするのも、また良いものだ。
軟弱三十路ツーリング、ここに極まれり。


温泉を堪能した一行は、日本ロマンティック街道を抜け、草津方面にアプローチ。
ここから浅間山麓をかすめて、小諸に向かう予定なのだ。

雪解け後の道には、砂が浮きまくり。
ペースは全然あげられないが、体をほぐすにはかえって都合がよい。


途中、道の駅六合(くに)でジンギスカンを食べる。


腹が減っていた上、その場で焼きたてを食べるからうまいうまい。
あ~、冷たく冷えたビールをきゅ~っと行きたい!ところだが、今は我慢の子。

腹ごなしに、IidaさんのTRXに試乗させてもらう。
このTRX、つい先日サスペンションのモディファイから帰ってきたばかりらしい。
フロントサスのセッティングに悩むkurokiにとって、願ってもない試乗のチャンスである。


さっきまで走ってきた峠道を、折り返してみる。

アクセルを、ぐいっとひねる。
みるみるうちに目前へコーナーが迫ってくる。
姿勢をコーナーに合わせてオフセットし、ブレーキングを敢行。
YZF-R1のMOSキャリパーに換装されたIida号は、柔らかいタッチとは裏腹に、急激に車速を落とす。
ぽん、とブレーキをリリースし、荷重の抜けたバイクをバンクさせる。

正直言って、驚いた。

この荒れた路面で、車体がこれほど安定しているとは。
kurokiのTRXだと不安な揺れを感じるところが、何事もないかのようにぴたっと安定している。
昨年麦草峠で乗せてもらったG氏のXJR1300。あの上質なフィーリングに近い。
細かくサスが動き、ダンパーがお釣りをきちっと吸収する。

こりゃあ、いい!

調子に乗って、速度を上げるkuroki。
荒れた狭いワインディングロードを、ガシガシ駆け抜ける。マジで楽しいよ。

前後合わせて16万の費用がかかるが、これほどの効果が得られるなら、やる価値はあるな。
さて、どうやって金策しよう‥‥と悩み始めるkurokiなのだった。

これぞ、飛んで火に入る夏の虫(笑)。


バイクをスイッチし、My TRXのフィーリングに少しがっかりしながらも、小諸を目指す。
時折、真っ白な浅間山頂が、まぶしい新緑の木々の中から顔を出す。

んもー、サイコー!

思わずガッツポーズをとるkurokiを、怪訝な目つきで見つめるIidaさん。

ここの峠道も、車は少なく、景色は抜群。路肩に雪も残っていたりして。
鼻歌気分で小諸に到着した。


小諸といえば、もちろんコレ。
蕎麦と珈琲だ。


ほぼ1年ぶりに来たそば七。めっちゃ渋いインテリア。


焼き味噌と牛蒡の漬け物。日本酒が恋しくなる味!


せいろ蕎麦。変わらず旨い!

ご主人と世間話を楽しみ、その足で自家焙煎珈琲こもろへ向かう。

珈琲も相変わらず旨い。
家で待つ嫁のために、おみやげ用珈琲を400g購入する。
ここでもマスターとたわいのない馬鹿話を楽しむ。

一路東京へ


日も暮れかけたころ、東京への岐路につく。

日の落ちた上信越道は、相変わらず涙モノの怖さだ。
Iidaさんに置いて行かれないよう、必死の思いでついて行くkuroki。

関越道では、事故渋滞が2カ所発生していた。
1つ目は追突だったが、2つ目はなんと1BOXカーの横転!
この事故に巻き込まれていたら今頃は‥‥と思うと、背筋が寒くなる。
明日は我が身。気をつけねば。

関越の練馬料金所でIidaさんと別れたkurokiは、ちんたら松戸へと向かう。
メーターケーブルが切れるというアクシデントがあったが、事故にも遭わず、取り締まりにも遭わず、楽しいツーリングを堪能することができた。

大変お疲れ様でした > Iidaさん。