やばっ、寝過ごした!
目覚まし時計を見てあきらめ、ふぅっと溜息をつく。
ギリギリ間に合いそうで間に合わない時間ってのが悔しい。
仕方ない、午前中は仕事を休むしかないか。
カーテンを開けて空を見上げると、気持ちの良い青空が広がっていた。
やっぱり、午前中だけじゃなく、丸一日休もう。
久しぶりに、平日極楽ツーリングに行ってみようじゃないか。
北へ進路を取れ
とりあえずは、北だ。
都心の混雑を避けて、山の中に走りに行くんだ。
kurokiの住む松戸からだと、常磐道を使って北上するのが便利だ。
さすがに平日の常磐道、車が少ない。
水戸を超えると車はさらに減り、福島県に入る頃にはもうガラガラだ。
前後に車がいないクリアラップ状態が、延々と続くのだから。
しかし、どうも右手が疲れる。
頻繁にスロットルを握り直すためだ。
FCR導入によってスロットル開度が変わり、ノーマルキャブの時よりも大きめのスロットル操作が要求されるようになった。
だが今は、ノーマルスロットルのままなので、微妙に操作がし辛くなっているワケだ。
FCRにはハイスロットルキット(ハイスロ)だと言う理由が、良くわかった。
やはり、若干巻き取りが大き目のハイスロを、購入しようか。
だけど‥‥いかにもカスタムしてますっ!というあのルックスは、受け入れがたいものがあったりして。
さてさて、どうしたものか。
いわき周遊ツーリング
いわき中央ICを降りた。どの辺を走ろうか思案する。
県道をちょろちょろつなぐように走ってみる。
狭く入り組んだ峠道を走ったり、のどかな集落を流すように抜けたり、とても快適な中高速ワインディングを突っ走ったり。
さすがに平日の昼間、福島南東部の山の中。
車なんて、時折すれ違う程度で、ほとんど見ることはない。
天気も良いので、実にイイ気分で走れる。
夏井川渓谷沿いで休憩。ローカル線がいい味出してます。
そして、何気なく入り込んだ峠道を上っていくと、見覚えのある景色に突き当たった。
ファーストバイクであるXJR400とのお別れツーリングでやって来た、水石山公園だった。
なんだか妙に嬉しくて、懐かしいキモチになる。
小玉ダムの手前に、ちょっと洒落たカフェレストラン「カフェ&レストラン小川の里」を発見。
珈琲とソーセージでちょっと遅目のランチ。
珈琲の味はイマイチだけど、ソーセージは美味しかった!
ぼ~っと外を眺めながら、まったりした時間を楽しむ。
ついでに温泉に入ろうかなぁ、と軟弱な考えが浮かぶのだが、そろそろ日も落ちようとしている。
明るいうちに戻りたかったので、そろそろ家路につくことにした。
風圧で揺さぶられる革ジャン
帰りの常磐道は、当然のようにガラガラだ。
ハイペースで巡航を続ける。
思いっきり前傾、腹がタンクに付くぐらい、べたっと伏せてTRXを走らせる。
何も最高速アタックをしたいのではない。
カウルの風防の中に入らないと、革ジャンが風でバタつき、強烈な振動が身体が揺さぶるからだ。
もっとタイトにフィットする革ジャンなら、そんなことはないかも。
仕立て直しに出すか?それともレーシングスーツの導入か?
う~む。
Y’s FACTORY
まっすぐ自宅に帰ろうかと思ったが、ちょいと寄り道していこう。
常磐道谷和原ICで降りて、取手のY’s FACTORYへ向かう。
例によって、よねさんとゆる~い会話を楽しんだ後、オイル交換をしてもらう。
今回は、また新種のオイルを試してみることにした。
NUTEC NC-20 MOTO BOOSTという高性能オイルだ。
elfのエンジニア達がスピンアウトして設立したイギリスの会社で、徹底した性能追及ぶりで最近注目を集めているそうだ。
昨年の11月に入れたバーダルXTCは、真っ黒に汚れていた。
バーダルの感想は、MOTULに比べて良くもなく悪くもなくと言ったところ。
これぞという特色の感じられないオイルだったので、サイトのネタとしては面白くない(笑)。
松戸までの帰り道、NUTECのフィーリングをチェックする。
シャッキリ感があるのは、このクラスのオイルなら当然のことだが、
- ギアチェンジの感触が良い。シャコン、と明確に切り替わる。
- 2500rpm以下の低回転域でのノッキング現象が減少した。
- エンジン音がハッキリ聞こえるようになった気がする(かなり曖昧)。
こんな感じの印象を受けた。
良さそうな予感がするので、しばらくオイルに意識を集中してみよう。
しかし、未だにタコメーターのタコ踊り現象が発生する。
一体何が原因なんだろう?TPSの自己診断機構が働いてしまっているのか?
近々AMS FUJIIに行って、再調査を依頼してみよう。
コメント