EXACTⅡ RACING 10

以前からTRX850でやりたいと思っていたカスタムがある。軽量ホイールへの換装だ。
aprilia RSV1000milleでマグネシウムホイールを、MT-10SPではカーボンホイールを装着したので、自身の体験としてよくわかっているが、改めて軽量ホイールの効果をおさらいしてみよう。

バネ下重量の低減

  • メリット
    • タイヤが路面を捉える時間が長くなる
    • タイヤのグリップが良くなる
    • ブレーキがよく効く
    • コーナリング時にタイヤが踏ん張る
  • デメリット
    • タイヤが路面の凹凸に細かく反応するようになる
    • 足回りの落ち着きがなくなる

ジャイロ効果の低減

  • メリット
    • タイヤを傾けやすくなる
    • 軽快にバンキングできるようになる
  • デメリット
    • 直線安定性が落ちてしまう

総じて、走りがキレて鋭くなる傾向だ。俊敏なマシンを求めるkurokiには嬉しい特性である。
費用負担の大きさに換装を我慢していた時期もあったが、最近はTRX850を昔の乗り味のまま動態保存しておきたい思いがブレーキになっていた。
しかし、電装パーツのリフレッシュ 第二弾を実施した際に、つい勢いでタガが外れ、換装を決断してしまうのだった。

パーツ選定

TRX850用の軽量ホイールは、新品で購入するならビトーR&D MAGTAN、ADVANTAGE EXACTの二択しか無い。むしろ今の時代に新品パーツが買えることが貴重なのだ。「いつまでもあると思うな新品パーツ」である。
ちなみにEXACTはmilleで装着していたため、kurokiとしては馴染み深い。

材質の選択は、軽量だが腐食注意のマグネシウム、軽さは劣るが気軽に扱えるアルミニウムの二択となる。
マグはそそられるが、超軽量ホイールはカーボンホイールのMT-10SPを所有しているし、ストリートでの耐久性を考慮すると、TRX850ではアルミを選択することにした。
必然的にEXACTとなるが、EXACTはハブの耐久性が高いと評価が高い(参考)。


2月初旬にオーダーしたEXACTⅡ RACING 10(アルミ鍛造)は、GW過ぎに到着した。
リム幅は5インチで、ノーマルと変わらない。


スポークが細くてエロい見た目である。JWL規格にも対応済みなので車検もOK。


ガンメタのカラーリングが良く分かるショット。

作業実施

YSP杉並南の池谷メカによって、ホイール換装作業と合わせて足回りのリフレッシュ作業も実施された。

全然乗っていないとは言え、さすがに頃合いだと思う。


今回のタイヤはMICHELIN POWER 5を選択。
MT-10SPと同じMICHELIN POWER GPにしたかったが、リアタイヤの160/60のサイズ設定が無かったのだ。


スプロケットはXAM JAPANのブランクスプロケット(歯切加工済み半製品)をベースに切削されたEXACT専用品となる。
ドライブチェーンはRK JAPANのSV525X-XW。サイズは純正の525のまま変更なし。


フロントフォークはあまり汚れていないようだ。
リアショックにはロッドの傷によるオイル滲みが発見されていた。ラボ・カロッツェリアにてO/Hした際にロッドも新品に交換された。


作業完了!足回りがグッと引き締まった印象だ。
なお、白いフレームはチャームポイントだと思うので、今後も維持していきたい。

テストライドについては、また後日!

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