kuroki号に装着されている小物入れは、yokoGさんに作っていただいたモノだ。
ビーチ用で使う防水タバコケースに、アルミステーを接ぎ合わせている。
ハイカや高速道路のチケットを、スッと出せてパッとしまえて、非常に使い勝手がよろしい。
タンクバックを使わずに済むし、なにより雨天走行時に中身が濡れないのが素晴らしい。
濡れた手で財布を引っ張り出さずに済むのは、本当に有り難かった。
めっちゃお気に入りアイテムなのだが、これだけは何とかしたい点が、ひとつだけある。
蛍光黄色のド派手な色、この色だけは、どうしても受け入れられない。
ミッドナイトブルーで渋くまとめたいkuroki号にとって、明らかに浮いた存在である。
意を決して、密かに考えていた計画を、実行に移すことにした。
塗装用の新品ケースを入手
ハナシは少し前にさかのぼる。
箱根に走りに行った帰り、横浜のプロフィットに立ち寄った。
高畑さんにケースの材質や構造等をお見せして、「コレをミッドナイトブルーにペイントできませんか?」と伺ったところ、「大丈夫、出来ますよ」と色よい返事が。
ただし、ステーとケースを固定している接着剤が、塗装の妨げになる(塗料が弾かれる)と指摘された。
完全に剥離すると費用がかかるので、新たにケースを用意した方が安上がりとのこと。
そこで、再度ケースを入手して、ペイントしてからステーを接ぎ合わせることにした。
作業を依頼したのは、半年を経過した12月初旬のことだったが‥‥(遅っ!)。
接ぎ合わせは両面テープとシリコンシール
高畑さんから、ステーをネジ止めで接ぎ合わせた方が、見た目がスッキリすると提案を受けた。
yokoGさんに相談したところ、次のようにコメントされた。
現状は、ステーとケースを両面テープでとめ、シリコンシールで固めてある。
薄目の板とあいまって適度な柔軟性が生まれ、ラフに扱っても力が逃げ、結果破損しにくくなっている。ネジ止めすると、ネジ周辺にストレスが集中し破損の可能性がある。
内部にネジ頭があると、カードや高速券が引っかかって入れにくいかも。
長時間の振動で、カードの磁気部分が破損する危険も考えられる。
流石は我らが工場長yokoGさん、である。
接ぎ合わせは両面テープとシリコンシールで行う方針で、ペイント作業をお願いすることになった。
ペイント完了
待つこと、およそ2ヶ月弱。
ついにペイント済みケースが到着した。
丁寧に梱包された包み紙を解くと、ミッドナイトブルーにペイントされたケースが現れた。
星空のような深く青い色は、とにかく美しい。
ボディと同色になったことで、kuroki号とのマッチングも、大いに期待できる。
ケースの存在を忘れてしまう程、溶け込んでしまうのではないだろうか。
ああ、早く装着した姿を見てみたい‥‥。
高畑さんの仕事が立て込んでいたため、完成には若干時間がかかったものの、待っただけの価値のある仕上がりだった。
携帯のパネルもペイント
ついでにと言ったら語弊があるが、ペイントしたモノがもう一つある。
kuroki愛用の携帯、ソニーエリクソンのA1301Sのパネルだ。
パネルを交換できる「着せ替え携帯」として、人気を博した機種だ。
手元にある予備のパネルを、今回一緒にペイントして頂いた次第。
はやる心を抑えながら、早速パネルを組み付ける。
う‥‥、美しい‥‥(うっとり)。
渋い。とにかく渋い。
ここまでkuroki好みのデザインに仕上がるとは‥‥想定外だった。
この携帯は、電池が干上がるまで使い続けよう。
そんな決意が自然と沸いてくるのだった。
ジョグダイアル+P.O.Boxの使い勝手に惚れ込んでいるkurokiなので、ソニエリが使い勝手の良い新型をリリースしない限り、乗り換えることはないのだが。
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