YSP杉並南 会津一泊ツーリング Day2


芦ノ牧温泉の朝は霧雨で始まった。
ウエットな路面がドライになるまで出発時間を遅らせて、ゆっくりすることになった。


午前8時。朝ごはんをゆったりいただく。
この旅館の和定食はとても美味しい。品数豊富で大満足。


午前9時。kuroki軍はそろそろ出発する。他のグループはもう少しゆっくりしてから出発するそうだ。
雨はもう上がっているので、主要街道に出たら路面はドライになっているはずだ。

会津若松~喜多方


R121で会津若松方面へ向かう。
R401→r72→r43とつないでR459に入る。喜多方の西側から入るワインディングロードを走ろうという計画だ。


ドライになった路面を快調に走っていた我々に、思わぬ誤算が。
道路工事で砂利になっている区間に突入した。しかも、今朝の霧雨で水気をたっぷり含んだ砂利は、実によく滑る。
転けないように慎重に進む我々の前に鉄板が敷かれた路面が現れ、追い打ちをかけられる。とっさにマシンを立ててやり過ごす。

何とか転けずにウエット砂利区間を抜けたが、マシンはすっかりドロドロだ(涙)。
MT-10SPは背中やヘルメットまで泥が飛んでいる。


午前11時半。まこと食堂に到着。


多少の行列はあったものの、20分ほどで奥の座敷に案内された。
まるで田舎の親戚んちに行ったような錯覚を覚える。


待望の喜多方ラーメンがやってきた!
ちぢれた麺が醤油スープとよく絡んで、とても美味しい。
朝ごはんをあれだけ食べたあとなのに、スルスル入ってしまうのだ。

喜多方~裏磐梯


美味しいラーメンを満喫したあとは、R459で裏磐梯へ向かう。
桧原湖の湖畔をまったりとクルージング。

小野川湖と秋元湖の間を抜ける磐梯吾妻レイクラインに入る。しかし、ここでも誤算が我々を襲う。
落ち葉で路面のほとんどが橙色にうっすら染まっていたのだ。当然ながらタイヤは簡単にグリップを失うため、アスファルトが露出した轍をトレースして、滑らないよう慎重に抜けていく。


やっとワインディングセクションを抜けて見通しの良い直線になった。後続が遅れているので待つことにした。
不安に思ったたかすけさんは、Uターンして状況を確認しに行く。

しばらく待っていたところ、佐野メカの携帯に連絡があった。後続の1台が転倒してしまい、滑ったマシンが対向車と接触したらしい。なお、ライダーは無事とのこと。
対抗車線を走っていたYSP杉並南の店長が事故直後の現場に出くわしたので対応していたそうだ。また、たかすけさんも合流しているらしい。

佐野メカが連絡を取りあってる間、ふとkurokiの下の名前を呼ぶ人がいた。
「え?」と振り返ると、なんとそこにはkurokiの母がいた!
そして、その先に停まっているクルマには父もいたのだったw

なんでも両親は裏磐梯に来ており、浄土平を降りたところにある高湯温泉に宿泊するらしい。つまり我々と同じルートを走る予定だったようだ。
当然ながら示し合わせているわけもなく、まったくの偶然である。
バイクに乗り始めて25年経つが、こんな偶然は初めての経験だ。今年の運は使い切ったかw

浄土平

YSP杉並南の他のグループとは、浄土平で合流して写真撮影する予定だったが、もろもろのトラブルで時間の都合がつかないため流れ解散となった。
この場に残った我々3人は、当初の予定通りに磐梯吾妻スカイラインを走って浄土平へ向かう。


標高が上がるにつれて気温が下がり、やがて雨が降り始めた。風も強まり、かなり寒い!


雲が切れてきて太陽の光が差し込んでくると、そこには大きな虹がかかっていた。
奇跡的な光景に心が躍るのを抑えられない。


kurokiお気に入りのビュースポットにマシンを停める。
しかし、いつ来てもすげーな、この光景。語彙力を失うw


3台マシンを並べて記念撮影!
しかし、寒い。寒すぎる。強い風と冷たい雨に耐えられず、早々に出発する。


その後も虹を見据えながらのダウンヒルが続く。
いつもならすっ飛ばして走るルートだが、雨が降って気温が低いスリッピーな路面状況。慎重に山を降りていく。


視界がひらけて虹が大きく見えるようになった。
せっかくなので、マシンを停めて記念撮影をしちゃおう。

東北道~東京


午後2時半。やっと降りてこれた。下界の空気は暖かいよ。
ガスチャージを済ませたら、福島西ICから東北道に入って東京へ戻る。


秋の行楽シーズンだけあって、高速はなかなかの混雑ぶりだ。
そして、栃木県に入ってからの東北道は、終点までずっと渋滞だった。


午後7時半。ようやく東京へ戻ってきた。なんだかエライ消耗した感じ。
YSP杉並南でざっと下回りの汚れを洗い流してから、自宅へ戻るのだった。

翌日、両親からLINEが来た。磐梯吾妻スカイラインは雨が降っていたけど、大丈夫だったかと。
ちなみに、その雨は雪に変わり、全面通行止めからシーズンクローズになったようだ。
つまり、我々が走ったあのタイミングが、2020年の磐梯吾妻スカイラインのラストランだったんだね。

コメント

  1. イーサン より:

    はじめまして!

    昨日からTRXのオーナーとなりました。
    まだ1時間程しか乗れていないのですが、とても楽しいバイクですね。

    これからお世話になると思いますので、よろしくお願い申し上げます。

  2. kuroki より:

    イーサンさん、はじめまして!

    TRX沼へようこそいらっしゃいましたw
    今どきのマシンにはない楽しさがありますので、ぜひ大切にメンテして乗ってあげてください。