TRXの荷かけフックの位置は、実に良くない。
何が良くないって、パッキングをしたロープが必ずカウルを擦るように、奥まった位置にあることだ。
YAMAHA車全体に見られる傾向のようで、XJR1200もThunder Aceも同じ構造になっている。
見栄え重視はわかるんだけど、「もうちょっとなんとかならなかった?」とYAMAHAの開発者に毒づきたくなる。
実際問題、カウルを傷つけないようにパッキングするには、
- カウルに保護シールを貼る
- ロープとカウルの間に緩衝材(タオルとか)をはさむ
などの方法が考えられ、kurokiはその両方を実施していた。
しめ締めベルトでパッキング
ある日、思わずひらめいた。
「ひょっとして、フレームにベルトを括り付ければ、荷物のパッキングも出来るんじゃない!?」
TRXの荷物室は、タンデムシートの下、フレームの間に存在するのだが、このフレームと外を覆うカウルとの間には、若干の隙間が開いている。
細いベルトぐらいなら、十分通せそうだ。
早速、ホームセンターを物色。
トラックの荷台とかで、荷物を固定する時に使用する、青い平たいベルトを2本購入してみた。
「しめ締めベルト」というベタな商品名がニクい。小林製薬っぽいぞ。
フレームとカウルとの隙間が思ったよりも狭く、若干試行錯誤をする。
フレームとカウルとの隙間にベルトを通す。
タンデムシートの隙間からベルトを出す。
試しに荷物をくくりつけてみる。
シッカリ固定できるのはもちろんのこと、少々揺らしても荷物はビクともしない。
しかも、カウルに傷は入らないときた!
使わないときは、荷物室にベルトの両端をしまってちゃえばいいので、パッキングも早業で出来る。
わずか2,000円の投資で、思った以上の効果が得られて、とっても満足なkurokiなのだった。
これなら、TRXでビールの買い出しに行けそうだな(笑)。