TRXの初走行は、筑波サーキット東コースでやることになってしまった。
昨日、いきなりの大雨で初走行がパーになり、店内で暇を持て余していたところ、YSP松戸東の常連A氏に、
「明日は筑波東コース走行会だよ。もちろん来るよね。」
と、強引に参加させられたからなのだった。
kurokiだけで巻き込まれるのは面白くないので、悪友お~うちさんも道連れに。
「あ、お~うちさん?明日、走行会あるんだけど、申し込んでおいたから。」
筑波サーキット東コース
筑波サーキット東コースは、基本的に50ccのミニバイク用のコースである。
あまり速度が出ないコースレイアウトになっているため、メインストレートで加速しても、80km/hに届くかどうか。
つまり、エンジンの回転数はさほど上がらないので、ビッグバイクの慣らしには都合が良いらしい。
また、減速と倒し込みが多いので、ブレーキとサスのアタリも取れるらしい。
そういう風に言われて(騙されて!?)来たのだが、現在のオドメーターは、まだ80km弱。
こんな状態のマシンで走るなんて、いささか無謀かもしれない。
なんだか急に不安になってきた‥‥。
走行会
走行会は、30分1セッションで行われる。
まずはTRXと対話をすることを目的に、じっくり走り込むことに集中。
マシンもライダーも慣らし中なんで、ゆっくりじっくりトコトコと。
最初はおっかなびっくりだったが、徐々に徐々にペースが上がってくる。
3セッション目からだろうか。何とか走る「コツ」らしきものが見えてきた。
明確に曲げるアクションを起こして、マシンに指示を与えること。
これをやれないと、TRXは思い通りのラインに乗ってくれないようだ。
逆に、上手く決まると面白いようにクイっと曲がってくれる。
なんとなく乗れていたXJR1200とは、明らかに違う特性だ。
また、前傾のポジションと大きなタンクは、マシンに指示を与えやすいカタチであることも理解。
今までスポーツバイクに乗ったことがないkurokiにとって、目から鱗が落ちる思いだった。
すっかり忘れていたけど、慣らし作業もうまく行ったようで。
サスもスムーズに動いてくれるし、ブレーキにもきれいなアタリが付いている。
ただ、リアブレーキの鳴き止めパッドを外すのを忘れたため、リアディスクに偏摩耗が生じてしまったのが残念なところ。
タイヤは端の部分がボロボロになり、走り屋風味が漂っている。中央の部分にはおヒゲが残っていたのはご愛敬。
エンジンの回転数をセーブしながらの走行だったが、TRXのポテンシャルの高さを垣間見ることができた。
慣らしが終わった後の走りが、なんとも楽しみである。
いや~TRXって、楽しいなあ!