Y’s FACTORY 筑波コース1000走行会


Y’s FACTORY主催の貸切走行会に参加した。
開催場所は、例によって、筑波サーキットコース1000だ。

右と左で同じような走りが出来るようにすること。
数日前のトミン走行会で見つかったこの課題を、重点的に練習するつもりで、今回の走行会に望んだ。


午前6:00、松戸の自宅を出発。
常磐道へ三郷ICから入り、谷和原ICまで一気に移動する。
高速を降り、朝の通勤ラッシュが始まった一般道をちんたらと、筑波サーキットへ向かう。


さしたる渋滞もなく、予定より早く、筑波サーキットに到着した。
受付を済ませてから、灯火類のテーピングやミラーを取り外しなどして準備する。


今回は、周回ラップの自動計測装置(DENKEN LDAC-SP)が配られたので、リアシート上にガムテープで固定する。


湿気を含んで白く霞んだ空気が、重く冷たい。
霧なのか曇りなのか、どっちつかずで中途半端な空気だ。


絞れば水滴が落ちそうなぐらいの湿気は、まもなく雨粒に変わるだろう。
せめて、走行会が終わるまでは、この天気、持ちこたえてくれると良いのだが‥‥。

走行前ミーティングが行われ、走行中の注意点について説明がある。
午前9:00、いよいよ走行開始だ。


今回のコースレイアウトは、ほとんどがkurokiの苦手な右コーナーなのだった。
一朝一夕に課題を克服できるワケもなく、むしろ逆に、身体が固まってしまう悪癖がつく始末。

悪循環から抜け出すキッカケを掴みたくて、試行錯誤するkuroki。
よねさんからアドバイスを受け、フォームの改善を試みたりするものの、気持ちだけが空回りするばかり。


「これぞ!」という感覚が掴めないまま、午前中の走行を終えたのだった。



ポツリ、ポツリと降り出した雨粒は、やがて本格的な雨降りとなり、完全に路面はウエット状態になった。
午後からの走行は、雨具を装着しての走行となる。

「雨の時こそ、無理・無駄のない走りが必要になるんですよ」

小諸蕎麦オフでのyokoGさんの一言が、脳裏に浮かぶ。
どうせこんな雨だ。ペースを上げたって転ぶだけだ。
だったら、タイムなんて気にせず、スムーズに走ることだけに集中しようじゃないか。

少しでも無理なターンをすると、簡単にタイヤが滑ってしまう。
直立状態で確実に減速を済ませ、無駄な力を入れないようにターンに持ち込めば、結構イケる。

そんな感じで、淡々と淡々と周回を重ねる。
右回りの苦手意識も、徐々に徐々に薄れてくる。
しかし、ちょっとでも無茶をすると、すぐに身体が固まるし、タイヤも滑ってしまう。

我慢の走行を続けるうちに、タイムアップとなった。
夕方のラッシュに巻き込まれないようにと、さっさと撤収して、自宅へ戻ることにした。

今回は、ウエット路面での走り込みを強いられたワケだが、逆に良い勉強になった。
自分の走りのどこに無理があるのかが、おぼろげながらに見えてきたし。

雨もまた、イイもんだね(バイクが汚れるのはイヤだけど)。


自分の走行枠以外の空き時間に、最新鋭SSに試乗させて貰った。
コース1000の裏側のだだっ広い駐車場で、スラロームや八の字、急制動をしてみたり、とイロイロ試してみた。

結論から言ってしまえば、技術の進歩はホントにスゴイ!と実感する。
とにかく、何から何までTRXとは桁違いに良くなっている。
TRXをいじくるのが空しく感じられるほどに。

とはいえ、この性能を使いこなせるかは、乗り手に強く依存する。
多くの乗り手は「乗せてもらっている」という領域にしか行けないだろう。
腕に覚えのある乗り手が、サーキットなどの然るべき場所で乗ってこそ、真価を発揮するマシン達だ。

逆に、性能は劣っても、気持ち良さを低い速度から味わえるTRXの良さを、再認識した次第。
まだまだ、TRXは手放せないよな~。



HONADA CBR600RRを、国内仕様と輸出仕様の両方に試乗した。

まずポジションだが、足つきは良い。海外仕様も。
前傾姿勢は思ったほどキツくない。
特筆すべきはタンクの形状。リーンインが実にしっくり来る。

旋回性は抜群の安定感。どこまでも寝ていく感じ。
旋回中にギャップに乗っても、ちっとも乱れることがない。

国内仕様は、するすると、いつの間にか速度が乗っている感じのパワー。
600ccだからこんなモンかなぁと思っていたら、輸出仕様に乗って衝撃を受けた。
「ガウーッ!」と迫力のあるエンジン音と共に、はじけ飛ぶような加速を見せる。
低速トルクも実用十分。

衝撃的なパワーと比べ、素直に効くブレーキ。拍子抜けするぐらいに。
凄まじい効きっぷりを、あまり感じさせずにコントロールできるブレーキだ。

サーキットに持ち込むなら最高に楽しいマシンであるが、公道で走るのは辛いかも。
バイクが「ほれほれ、開けろ開けろ」と言ってくるのを抑え込む、強靱な自制心が必要になるためだ。
流れに乗ってゆっくり走ることも、全く問題なくこなせる柔軟性もあるが(さすがHONDA)、ハッキリ言ってまるで面白くない。

このバイクは、スピードを上げてこそナンボ、と言える。



SUZUKI GSX-R750にも試乗した。

CBR600RRと同じく、ポジションが素晴らしい。
タンクの形状も、どちらも素晴らしい。
ただ、リーンインで曲がるなら、GSXの方がやりやすい印象を受けた。

旋回性は抜群の安定感。凄すぎ。破綻する気が全くしない。
CBRと比べ、ライダーに積極的な関与を求める印象を受けたが、TRX乗りのkurokiには、GSXの方が好ましく思えた。

パワーは‥‥死ねます。
この加速は、死の世界へワープできそうだ。
TRX850よりも100cc少ないはずなのに、何なんだろう、この差は。
最早「驚愕」という言葉しか見つからない。

ブレーキは、効きっぷりは凄まじいを感じさせず、素直にコントロールできる印象。
しかし、コース内に持ち込んだよねさんが「ジャックナイフするかと思った」と驚いていた。
その効きたるや、推して知るべし。

これも、サーキット用マシン。公道ではアクセルを開けられなくて辛い思いをするだろう。
だが、公道を走る分には、CBRよりもGSXの方が楽しいと感じる。低速からワクワクする。

ソツなくこなすHONDA、ヤンチャなSUZUKI。
2社のキャラクターの違いを如実に感じた、2台のスーパースポーツだった。

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)