先日、とある掲示板で「既婚者にとってのバイク」の話題が盛り上がった。
バイク三昧だった独身時代には、考えもしなかった制約が、イロイロ出てくるんだね。
その辺のことを、kuroki自身の経験を踏まえて述べてみようと思う。
もっとも、夫婦の数だけいろんなパターンがあるので、参考例の一つとして受け取っていただくのがよろしいかと。
既婚者にとってのバイク
夫婦揃ってバイク中毒な家庭ならともかく、結婚すると確実にバイクに乗る機会が減る。
例えば、スコーンと晴れ渡った休日の朝。
バイク乗りだったら、ぶらっと走りに行きたいと思うでしょ?
でも無理なんだな。
まず、土曜日か日曜日のどちらか1日は、家の用事で潰れちゃう。もう1日は家族サービス。
つまり走りに行くってコトは、そのどちらかをパスしなきゃならないワケ。
当然嫁は面白くない。
自分だけに用事が押しつけられる or 放って置かれるワケだから。
そのような軋轢を生まないためにも、事前の根回しは必須になる。
また、走ってきた後のフォーローも必須。
機嫌を損ねたら、後で自分自身の首を絞めることになるからね。
気軽に乗れなくなったら、必然的にバイク乗るのがおっくうになる。
そして、確実に乗る機会が減るという図式に。
ツーリングよりサーキット
ツーリングにも行けなくなった。
kurokiの嫁は、夜一人でいるのができない、かなりの甘えん坊サン。
なので、夜、家を空けることになる宿泊ツーリングは、実現がとても難しくなった。嫁が用事でどこかに出かける時ぐらいしか、チャンスはない。
そうなると、日帰り。
土日を潰さないようにするために、平日日帰りツーリングがメインになる。
また、帰りを待つ嫁は、事故をとても心配します。私がいなくなると、一人になってしまうから。
kurokiだって同じ。嫁を一人にするわけにはいかないので。
アクセルをひねる前に、嫁の顔がちらついてしまう。
だから、以前のように峠を攻めることはできなくなった。
必然的に、不完全燃焼状態に陥るのだ。
2001年からはサーキットに通うことにした。
峠で燃焼できない分は、サーキットで安全確実に燃焼できるからね。
しかも、対向車や警察などにビクビクしながら走らずに済むし、練習効果も段違い。
そして最大の利点は、嫁の理解も違うコト。
マイナスはあっても、プラスは大きい
kurokiの場合では、バイク乗りとしてマイナス面が大きかったと思う。
いつか結婚をと思っている、バイク乗りの皆様。
いつまでもバイクに乗りたいと思っているなら、よく考えた上で結婚することをオススメする。
相手を選ばないと、kurokiみたいになってしまうかもよ。
ただ、マイナス面ばかりを述べてきましたが、それを補って余りあるだけのプラス面があることは、申し添えておきたい。
kurokiは今でも「結婚して良かった」と思ってますから。ホントに。
要は、生活の中でバイクの占める場所が変わった、ということなのだ。
むしろ、変化を前向きに受け止めて、バイクとの接し方を変えていけばイイと思う次第。