リアMOSのエア抜き

先日から頻発していたリアMOSのベーパーロック現象
yokoG号に取り付けたリアMOSでも、同様の現象が発生していた。

はて?と思ったyokoGさん。
よーくチェックしてみると、大きな忘れ物に気付いてしまった。

リアMOSには、ブリーダー(エア抜き用の穴)が2つ存在する。
ところが、片側(向かって奥側)のブリーダーから、エア抜きするのを忘れていたのだ。
開かずのブリーダーからエア抜きしてみたところ、ぼこぼことエアが出ること出ること。
キチンとエア抜きを済ませたら、踏み込んだ際のシッカリとしたタッチが復活。

「もうお恥ずかしい話で、穴があったら‥‥」と恐縮するyokoGさんなのだった。
なんにせよ、オオゴトにならずに済んで良かったですよ。

追加のエア抜き

そんなワケで本日は、小岩のいじくり工房に遊びに来ている。


工房の軒先にkuroki号を置いて、早速リアMOSのエア抜きを開始。


ぽこぽこっ!

あれまあ、大勢隠れていらっしゃいまして。
申し訳ないですが、とっとと出て行ってもらえなくて?

かこかこかこ‥‥と、ブレーキペダルを押し下げてからブリーダーをちょいと緩めて気泡を押し出し、再びかこかこかこ‥‥。
この作業を、気泡が出なくなるまで繰り返していく。


さーて、終わった。
今度はもう大丈夫でしょ!

キャリパー清掃

せっかくブレーキを外しているので、恒例のキャリパー清掃を始めることにした。
あの不快な「き~~~~~」という鳴きが抑えられる、kurokiお気に入りのメンテなのだ。

まずは古い歯ブラシと台所洗剤、水を張ったバケツを用意する。

キャリパーからパッドを取り外して、シャコシャコと洗う。
続いてキャリパーを洗う。ピストンの周りを中心にシャコシャコと。


あらかたキレイになったところで、一番重要な作業に取りかかる。
ピストンの押し戻し、だ。


ブレーキレバーを引いてピストンを押し出し、ピストン外周をキレイに拭いて、ピストンを押し戻す。
そしてまた、ピストンを押し出してから、拭いて、押し戻す。
この「もみもみ」作業を何度も繰り返して、ピストンの出具合がスムーズになったら頃合いだ。

ピストン部分には、CICメタルラバーを噴いて、ピストンとシールを潤滑させる。
パッドの裏側には、シリコングリスを薄~く延ばして、パッドとピストンの隙間を埋めて鳴きを減らす。

パッドをキャリパーに組み付けて、バイク本体に取り付けて‥‥おっと、忘れちゃいけない。
ピストンをちゃんと戻しておかないと、ブレーキが全然効かなくなるからね。
一度忘れて走り出し、止まらないバイクに大焦りをしたことがあるもんで(遠い目)。

こうして洗ってみると、リアMOSのピストンのスムーズな動きに感心する。
ピストンの押し戻しに、あまり力がいらない。スイスイと戻ってくれる。
「ふんっぬ~」と力を込めなきゃ戻らなかった純正キャリパーのときは大変だったなあ。

リアを済ませたら、今度はフロントも洗浄だ。
シャコシャコ‥‥とアライグマのようにブレーキを洗い続けるkuroki。
約2時間弱ほどでブレーキ洗浄を終えた。

次は洗車にも取りかかろうっと!


それが終わったら、チェーンにオイルを差して、キレイにクリーンナップ。


ヨシムラのデジタルテンプメーター用のステーを、yokoGさんに作っていただいた。
メータ横に移設したので、収まりが大変よろしい。


横から見た図。

近場をサクッと走行

イロイロやっていたら、夕方近くになっていた。


yokoGさんも仕事を切り上げ、工房の奥からTRXを引っ張り出してきた。
バイクいじりに夢中になっているkurokiを見て、いてもたってもいられなくなったそうだ。

近場をちょろちょろっと、つるんで走ることになった。

市川橋を渡って千葉県に入り、里見公園から江戸川沿いを矢切に抜ける、kurokiお気に入りルートを走る。
リアブレーキも良いフィーリングになり、ますますTRXが楽しく感じられるようになった。

ま、プラシーボ効果ってヤツかもしれませんがねー。


江戸川の土手沿いにTRXを止め、缶コーヒー片手にだらだらと夏の夕べを楽しむのだった。

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