裏磐梯オフ’04(後編)


裏磐梯には、多数の湖沼が点在している。
湖沼から立ち上った水蒸気が朝霧となり、幻想的で神秘的な光景を作り出す。

早朝5時。
Iidaさん、くりきさん、tatuyaさん、kurokiの4名は、コソコソと起き出し、走り出した。
もちろん今年も、朝練のために、磐梯吾妻レークラインへ向かうのだ。

まだ誰もいない、レークラインの料金所を通過する。
ワインディングロードを駆け上り、ぐんぐんと高度を上げていくと、やがて朝靄を抜けた。




眼下には雲海が広がり、対岸には荒々しい山々がそびえ立つ。
その美しさに、思わず、息を呑んだ。


中津川レストハウスの駐車場に到着した。
今年もここで、tatuya講師に見てもらいながら、練習を行う。

誰もいない、だだっぴろい駐車場を、くるくる走り回るkuroki。
トライカーナという、インストラクター達が良くやる練習方法だ。

tatuyaさんに意見を仰ぐと、去年に比べてかなり良くなった、という嬉しいコメントが。
確かに去年は、身体に力が入って固くなっていたからなぁ‥‥。
そして、次の段階に向かうための、新しいアドバイスを頂いた。

まず、イン側に荷重をかけることを、考えない。
アウト側だけに荷重をかけることに、注力する。
後はそのまま、今まで通りに。

早速アドバイス通りにやってみる。

あ、なんか、楽だ。
とても楽に、ターンが決まる。

ふっふっふっ。
もしかして、キッカケ掴んじゃったかも。



くりきさん、Iidaさんも、それぞれ何かを掴んだ様子。
短時間のレッスンだが、マンツーマンで的を絞ったアドバイスを受けられるので、効果テキメンなんである。



早起きして来て良かった。朝日に輝く磐梯山の険しい岩肌が美しい!
まさに、早起きは三文の得!



こんなステキな光景、並べて撮影しなきゃね!


左からtatuyaさん、Iidaさん、くりきさん。


小野川湖。
子供の頃、よく遊びに来たなあ。懐かしい‥‥。


朝練を終えてラフィアへ戻り、温泉に入ってまったりする。



美味しい朝ご飯もシッカリ頂く。


写真もシッカリ撮影する。



今年も、ペンション前にバイクを並べて、記念撮影をする。


それにしても、今日も暑い!暑い!暑い!


トンボも一休み!? しかし裏磐梯のトンボはやけに人懐っこい。


汗をダラダラ流しながら撮影。


さて、そろそろ出発しようか。
gomi流の円陣組んで、気合撮影!

これから出ようとしたところ、突然、TRXとCB400SFが現れた。
なんと、昨日道の駅田沢でお会いした、くらたさん達だった。

ひとまず、二台を磐梯山ゴールドラインまで連行することになった(笑)。



磐梯山ゴールドラインに到着。わらわらとくらたさんを取り囲んで、事情聴取を開始する。

実は、朝練に参加しようとして、中津川レストハウスで待っていたそうだ。
しかし、kuroki達の引き上げが早すぎたため、すれ違いになってしまった模様。
もう一台濃いTRXも居たそうなのだが、その方は帰ってしまったそうだ。

残念。惜しいことをした。



サンダーエースカラーにペイントされたくらた号は、みなの注目の的!


制作は「Be!Craft」だそうで。


満面の笑みのくらたさん。


さて、そろそろゴールドラインを走ろう!
今回は新趣向に挑戦!ということで、皆さんの走行シーンをMotionPixで撮影してみた。

  1. 全員が出発した後、kuroki号が一台ずつ追い抜く。
  2. 全員をパスした後、1台ずつ追い抜いてもらう。
  3. 1と2を繰り返す。

そんな段取りで、撮影を行った。

ぶっつけ本番でやった割には、意外に迫力のある映像が撮影できた。
kurokiが追い抜くシーンよりも、kurokiをパスするシーンの方が、映える映像になることが判明。
次回からは、順番に追い抜いてもらうシーンを中心に段取りを組み立てよう、と思うのだった。



磐梯山ゴールドラインを走り終えたところで、くらたさんたちとお別れ。


猪苗代町内の蕎麦屋へ向かう。
goochさんがスキーに行く度に寄る、オススメの蕎麦屋だそうだ。


しおや蔵
その名の通り、蔵を店舗にした蕎麦屋だ。
中に入ると、蔵特有のひんやりとした、少し湿り気の多い空気を感じる。


焼けるような真夏の日差しの中を走ってきた後なので、サッパリとした冷やし中華風の蕎麦を注文した。


蕎麦は美味しかったが、それよりも「サービスです」と出されたトマトにやられてしまった。
クチの中に広がる、濃厚なトマトの香りと味わいが、もうたまらん一撃!
トマトフリークのkurokiは、2ラウンドKO負け、となったのだった。




蕎麦を堪能した後は、ゆういちさん達は東京へ戻っていった。
我々は磐梯吾妻スカイラインをガツッと走ろう!



磐梯吾妻スカイラインは、日本ではなかなか見かけない光景を楽しめるワインディングロードである。
頂上付近では有毒ガスの硫黄が噴出しているため、植物が育たず岩肌が露出した荒涼とした光景が広がる。
非日常的な光景の中を走るのは、妙に気分が高揚する。

tatuya講師のアドバイスのお陰で、気分よく走ることが出来るようになっている。
アウト側に荷重をかけることに注力していると、自然とイイ感じでペースが上がる。

いや~、楽しい楽しい。



浄土平で休憩。
カメラを向けると、必ずポーズを取ってくれる愉快な人々。


以前、ツーリングのルート検討の際に、つるやの仲間から「微温湯(ぬるゆ)温泉」を勧められた。
山奥にひっそりと存する、雰囲気の良い温泉だという。
ルート編成の都合上、行くことが出来なかったので、今回は是非とも訪れようと思っていた。

磐梯吾妻スカイラインを走り終えて、微温湯温泉へ向かう山道に入る。
道はどんどん細くなる。車一台がすれ違うのがやっとだ。

やがて、山道はダートになった。

一時的なものかと思いきや、ダートは一向に終わる気配を見せない。
上る分にはまだしも、帰り道もこのダートを下るのかと思うと、気が滅入ってくる。

もはやこれまで‥‥か。
決断は早い方が良い。泥沼にハマらないうちに撤退することに決めた。

上り坂のダートの途中で、5台のTRXをUターンさせる。
そろりそろりと砂利道を下り、なんとか舗装路に復帰する。


全身に噴き出した汗を拭いつつ後続を待っていると、突然、IidaさんからのSOSコールが入った。

すわ、何事か?
バイクを置いて駆け戻る。

そこにはIida号が斜面にもたれかかるようして、立っていた。
そしてIidaさんは‥‥斜面とTRXの間に挟まれて、もがいていた。

4人の男手があれば、Iida号を引き起こすなんて簡単だ。
すぐさま転倒した箇所をチェックするが、幸いにもIida号は傷一つ負っていない。
極低速であったことと、Iida号の装着されていたサイドバッグがクッションとなったお陰で、大事に至らずに済んだようだ。
しかし‥‥サイドバッグの「詰め物」が、お土産のまんじゅうだったのがIidaさんらしい。


食い物に救われる、Iida号であるからして。


ダートでのUターンやIida号救出などお陰で、kuroki達はすっかり汗だくである。
真夏の気温に加え、風が抜けない湿度の高い森の中は、まるで蒸し風呂のようだ。

この汗だくになった身体を、サッパリと洗い流したい。
微温湯温泉を断念した後だけに、温泉に行きたい気持ちが、いつになく強まっている。

磐梯吾妻スカイラインの出口付近にオススメの温泉がある、とIidaさんの提案があった。
この際、汗を流せりゃ銭湯でも構わないと思っていたので、そのハナシに乗ることにした。

今しがた来た道を戻るが、それらしい温泉施設はどこも満員御礼。駐車場は車で溢れてかえっている。
少し奥まったところにある、「花月ハイランドホテル」という観光ホテルに到着するが、先頭のIidaさん、駐車場の係員のオジサンとなにやらハナシをしていて、先に進めない。
数分後、駐車場に案内されたが、先ほどのやりとりが気になって、Iidaさんに尋ねてみた。

「いやー、日帰り入浴はもう終わっちゃったらしいんだけど、『わざわざ東京から来たんですけど、何とかなりませんかね?』と聞いたんですよ。
そしたらオジサンが、ホテルのフロントに、『わざわざ大阪から来たんだってよ!入れてやってよ!』と言うんですよ。
『え、僕たち東京ですよ?』と言ったら、『いいの、いいの。遠い方が通りやすいから』だって。」

スゴイぞ、渉外番長!
ありがとう、オジサン!

はやる気持ちを抑えながら、温泉に突入する。
かなり広い温泉施設はガラガラで、kuroki達だけの独占状態だった。
そりゃそうだ、何しろ、時間外に入れてもらってるんだからね。

絶景の露天風呂にざぶんと身体を沈める。
硫黄の温泉、汗にまみれた身体を洗い流す。

すげーよ、この温泉!
うははははっ、とこみ上げる笑いを抑えきれない。

Iidaさんには、ホントに一本取られたと思った。
良くこんな温泉知ってるよなぁ。「まいった!」と白旗を揚げたくなる気分になったkurokiだった。


温泉で一汗流した後は、記念撮影してから帰路に就こう。


福島西ICから東北道に入り、tatuyaさんは仙台へ、kuroki達は東京に戻る。

しかし、夏休みの日曜日のせいか、高速道路は激混みだ。
安達太良SAで休憩を取るが、トイレや土産物屋に待ち行列が、車道まで広がっている有様だ。

「どうする?こんな混んだ東北道を帰るかい?」

と、帰りのルートの再検討を始める。

  • 磐越道→常磐道を行くルート
  • 白河ICで下道に降り、田舎道を通って常磐道へ抜けるルート
  • 諦めて東北道を行くルート

などが候補に挙がったが、今ひとつ決め手に欠ける。
ふと、kurokiの脳裏に、ある記憶がよみがえった。

そうだ。ラーメンだ。
磐越の途中に旨いラーメン屋があるって、よねさんが言っていたよな、確か。

早速、Y’s FACTORYに電話を入れて、正確な場所を確認する。
食べ物にうるさい皆さんも、案の定、ハナシに乗ってきた。


磐越道の船引三春ICを降り、国道をちょっと走ったところにあった「まるしんラーメン」に到着。


お店オススメの、チャーシューメンを食べてみる。

スープは醤油ベース。雑味がなく底まで透けそうな透明度の高いスープだ。
あっさり味だが、しっかりと旨みのある味だ。
コッテリ系の好きな向きには、物足りないと感じるかもしれないが、めっちゃkuroki好みの味だ。
ariさんも、昨日食べたまこと食堂のよりも、こっちの方が旨いと言う。

チャーシューの味も、しつこくない。
kurokiが苦手とする、濃い味付けの油っぽいチャーシューじゃないのが嬉しい。

機会があるなら、絶対また来よう!



すっかり日の落ちた磐越道、常磐道を走る。
今までの混雑は嘘のように、快調な走行が続く。

突然左手に、花火が上がった。
そういえば、日立あたりで野外ライブが開催されていたんだよな。
思わぬ光景に気分を良くしたkurokは、アクセルをぐいっと捻って家路を急いだのだった。


2日目のルート。

ルート デキゴト
ペンションラフィア くらたさん達と合流。
↓県道2号
↓国道459号
↓磐梯山ゴールドライン 楽しい道だなあ♪
↓県道7号 くらたさん達とお別れ。
しおや蔵 ゆういちさん、goochさん、gomiさんとお別れ。
↓国道115号
↓磐梯吾妻スカイライン 最高に楽しい峠道!
↓微温湯温泉への山道 ダートのため引き返す。
花月ハイランドホテル 素晴らしい温泉でした。
↓県道70号
東北道 福島西IC tatuyaさんとお別れ。
↓東北道 なんじゃ、この渋滞は!
↓磐越道
磐越道 三春IC
↓国道352号
まるしんラーメン
↓国道352号
磐越道 三春IC ariさんとお別れ。
↓磐越道
↓常磐道
磐越道 柏IC 解散。

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