MotionPix導入顛末記


平日の伊豆・箱根は、驚くほどガラガラだ。

休日は、車やバイクがウンザリするほど溢れかえっているのに、このガラガラっぷりは、どうよ!
魅力的なワインディングロードの集合体である伊豆・箱根を、思いっきり走れるなんて、実に気分爽快だ。

そして今回は、あるアイテムのフィールドテストも兼ねていたりする。


6月中旬のことだった。
何となくWebを見ていたら、MotionPixというビデオカメラで、ツーリングビデオを撮るための、情報ページを見つけてしまった。

写真の美しさで定評のあるOutRider誌の記事を再掲載しただけあって、実にツボを押さえた内容なのだ。
MotionPixをオンボードカメラとして使用するノウハウを読んだ瞬間、kurokiの物欲魂が着火した。
シュボッ、と音を立てて。

TRXにビデオカメラを載せて走行映像を取りたいと、かねがね思っていた。
しかし、精密部品の固まりであるビデオカメラを、振動まみれのバイクに装着したら、すぐに故障の憂き目にあうのではないかと不安で、購入に踏み切れなかった。
また、価格も高いことや、筐体が大きいことも、購入をためらった理由に挙げられる。

でも、MotionPixならできるかもしれない。
いや、できるはずだ。だって書いてあるしっ!

数日後、MotionPixを手にしたkurokiは、「これで念願のオンボードカメラが実現出来る」と浮かれていた(笑)。



MotionPix(AVMC212-SW)は、MPEG4形式で撮影した映像をSDカードに保存するビデオカメラである。
ビデオテープやDVDなどのように駆動部分が無いため、振動の多いバイクでの撮影に向いている。
筐体はとてもコンパクト・軽量なので、設置場所の自由度が高いのもポイントだ。

市場価格は2万弱と、ビデオカメラにしては非常に安い。
質感は価格相応で安っぽい。高級感は微塵もないが、逆に「ぶっ壊れるまで、使い倒してやるか」と言う気持ちが芽生えてくる。

実際の映像は、良くはないが、思ったほど悪くもない。
画質は荒いし、色の再現性も弱いけど、コマ落ちもなく滑らかに再生する。
オンボードカメラとして遊ぶ分には、必要十分な画像である。

ちなみに、静止画撮影機能や、MP3再生機能も一応付いてはいる。

静止画は200万画素と数字は多いが、色がべちゃっと潰れた画質だ。
カメラ付き携帯と同レベルと言えば、伝わるだろうか?
デジカメの代用にするには、力不足の感は否めない。デジカメと併用するのが賢い使い方だろう。

MP3プレイヤーに至っては、曲名表示が8.3形式しか出来ない手抜き仕様。なんと漢字表示も不可!
まるで実用に耐えないデキなので、完全にオマケと考えた方が良い。

まぁ、オンボードカメラ専用と割り切っているkurokiにとって、動画が撮れれば他の機能なんてどうでもいい。


が、しかし。
kurokiが購入したMotionPixは、電源周りにトラブルを抱えていた。

電源スイッチを動かしても、電源が切れない or 電源がONにならない現象が、頻繁に発生する。
この現象が発生すると、一度電池を取り出さなければ回復不能になる。

こんなんじゃあ、使い物にならんぞ!(怒)

購入後2日目で、アイ・オー・データ機器のサポートセンターに連絡を入れ、MotionPixを送り返す。
数日経って送られてきた別のMotionPixでは、このようなトラブルは発生しなくなった。

後日、Webで情報を検索すると、kurokiのような電源周りのトラブル報告が散見された。
よく見たら、新しいMotionPixでは、電源スイッチが大きくなり、スライドしやすい形状に変更されている。
恐らく、初期ロットに設計(製造?)不具合があり、新しいロットから対策が施されたのだろう。

MotionPixはSDカードとの相性もあるらしい(販売店で念を押された)。
kurokiは、東芝製のSDカードを購入したが、特に問題は発生していない。

少々ドタバタしたけれども、カメラの準備は整った。


問題は、MotionPixをどこに設置するか、だ。
TRXの前で、ああでもない、こうでもないと、設置場所を探った結果、次の2箇所に絞り込んだ。

(1)タンクの上
タンクの上に雲台(カメラ台)を設置し、そこにMotionPixをマウントする。
ETSUMIの「デジカメ吸盤君」を使うと、吸盤でタンクに装着できるので便利だ。
風防の中に隠れるカタチになるので、走行中で飛んでいく心配は少ないだろう。

(2)ヘルメットの横
ベルクロを使って、ヘルメット左部にMotionPixを貼り付ける。
MotionPixのページで紹介されていた方法なので、実績はあるとみて良いハズ。多分。
ただ、走行中の落下を考えて、ストラップを付ける必要はあるが。

早速、実践に移してみたかったが、小雨がぱらついてきたので、試験走行は中止になった。


そして、ハナシは平日の箱根山中に戻る。

5月の連休を仕事で潰したkurokiは、売るほど余った代休を消費する機会を窺っていた。
翌日の天気は快晴だと言う天気予報を聞いて、居ても立ってもいられなくなり、会社を休んで箱根に来たってワケ。
もちろん、MotionPixも携えてね。

東名高速を御殿場ICで降り、箱根スカイライン→芦ノ湖スカイライン→伊豆スカイラインを一気に走り、伊豆スカのスカイポート亀石で休憩を取る。
天気も良く、車も少ない、楽しいワインディングロードを、思いっきり走り込んだ。
気分爽快この上なし!


MotionPixは、箱根スカイラインの入口で、タンクの上に装着した。
結構な距離をハイペース走行したが、デジカメ吸盤君は優秀なヤツで、外れる気配を見せなかった。


吸盤がゴムなので台座が揺れ、カメラが上下に細かく揺れるのが気になったが、構造上仕方ない。

この方法は結構使えるぞ、と確信を得ることが出来た。

また、SDカードの容量不足が露呈することになった。
128MB程度じゃ全然足らない。最低でも256MB、出来れば512MBは欲しいところ。

なぜなら、峠道の走行撮影では、途中でカメラを操作することは、基本的にしない。
走り始めたら止まるまで一気に撮影することになるので、容量に余裕がないと肝心なシーンを撮り逃すのだ。

実際に容量不足のため、亀石前のロングストレートで映像が途切れてしまったし。
予備のSDカードを持参していなかったので、撮影が続けられず、今まで撮影した映像ソースを消す羽目になったし。

とにかく、映像はリソースを消費する。


スカイポート亀石を出てからは、ヘルメットにMotionPixを貼り付ける撮影方法を試してみた。
脱落防止にストラップを付けたのだが、コイツが誤算だった。

走行風でストラップが煽られ、ヘルメットにペチペチ当たって、実にやっかましい。
当然この音は、MotionPixのマイクが拾うので、映像にも影響する。
実際には、風切り音の方がずっと酷くて、大した影響にはならないのだが(苦笑)。

また、カメラの角度の調整が難しい。
攻めているときに前傾姿勢と、流しているときの起きている姿勢は異なるワケで、程良い角度を見つけるに時間がかかる。
毎回の撮影ことを考えると、確実に角度を出す方法を見つける必要がある。

そんなワケで、ヘルメットに貼り付ける方法は、イマイチ扱いにくいことが判明。
今後は、タンクの上に装着することに決めた。



その後、伊豆スカイラインを冷川ICで降りて、西伊豆スカイラインへ向かった。




西伊豆は久しぶりに来たが、相変わらず景色が素晴らしい。
でも、道路の補修跡(通称:ミミズ)の多さにウンザリ。いつの間にこんなに増えたんだ?


そして、天城側から再び伊豆スカへ向かう。




冷川IC付近の温泉「ごぜんの湯」でひとっ風呂浴びる。
入浴料500円の源泉かけ流し。温泉フリークは要チェックだろう。

そして、再び伊豆スカに挑む。

しかし、イメージ通りに走れず、試行錯誤を繰り返す。
悪癖が抜け出せないのは相変わらずで、リアに上手く荷重をかけられない。

悩んだまま、東京へ戻るkurokiだった。


東名高速を走りながら、ふと思った。
せっかく横浜を通るのなら、久しぶりにプロフィットへ挨拶に行こう。

久々に高畑さんにお会いし、kuroki号のオールペイントが大好評だった旨を伝える。
kuroki自身も、このペイントには大変満足しているし、次回別のバイクを購入した暁には、是非ペイントをお願いしたいと思っている。
また、蛍光カラーのYokoG謹製小物入れも、ペイントして頂く約束を取り付けた。むふふ♪


そして、特別サービスってことで、kuroki号をポリッシュして頂けることになった。


このコンパウンドを使ってポリッシュする。


ポリッシュ中。


しばらくして、ゆういちさんが合流(笑)。
「おお、ぴっかぴかだ!」と、のぞき込むゆういちさん。

仕事が終わったら飯でも食おうよ、と誘い出したのだ。
MotionPixという、新手の物欲ウイルスを、ゆういちさんに投与するためでもある(笑)。

ゆういちさんお勧めのラーメン屋に行った後、首都高横羽線を通って帰還した。
いや~。今日はホントによく走って、楽しかった!

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