お花見「撮影」ツーリング

朝3時半。
早朝、と言うよりも、むしろ夜と言うべき時間に、もぞもぞと起き出す。
朝っぱらから走りに行こうと、Iidaさんと約束をしているのだ。

FZR1000のフルカウルを装着したIida号は、長らくオールペイントに出されていた。
完了の報告を受けたのが、2日前の金曜日のこと。
kurokiにとっても、他人のバイクながら、その出来映えは気になっていた。

そう、オールペイントされた2台のTRXを撮影しまくろう。
というのが、今回のツーリングの主旨なのだ。



身支度を済ませ、4時過ぎに自宅を出発する。夜討ち朝駆けなり。
この時間の道路は、さすがにガラガラだ。
国道6号線は当然として、首都高速の箱崎近辺ですらガラガラなのは、新鮮な感覚だった。
クルマの流れは極めて快調。しかし、ライダーの方は快調ではない。

昨日の夜まで降り続いた雨は上がっていたが、路面はハーフウエット。
橋の継ぎ目を通過する度に、バンクした車体がずるっとブレる。
緊張した身体をこわばらせながら、ちんたらとTRXを走らせる。

八王子近くまでやってきた。集合地点の中央高速石川PAはすぐそこだ。
道幅は広くまっすぐになり、気分もリラックスしてきた。
ミラーに映る朝空の色を楽しむ余裕も出てきた。

石川PA
午前5時を少し回ったところで、石川PAに到着した。
もうIidaさんは到着していた。フルカウルTRXと共に。


早朝の空気の中でtrx850.jpロゴを撮影。


タンクに貼った音叉マークも美しい!


今だから言えるけど、オールペイント前のIida号は、結構ひどい有様だった。
ヤフオクで入手したFZR1000のフルカウルは、古びてボロボロだ。
ちょっと削るとすぐボロボロと崩れて穴が開くこの素材には、プロフィットの高畑さんも手を焼いていたようだ。
上手くTRXに組み付けたことには感心したけど、どう見てもチグハグで、正直、格好イイとは思えなかった。


ところがどうだ!このデキは!実に美しい!

オールペイントしたばかりのkuroki号が、ちょっと妬けてしまう程、美しい変化を遂げていた。


石川PAから相模湖東ICまでの間、Iida号とスイッチした。
同じTRXのハズなのに、まるで別物の印象を受ける。

まず、ポジションが非常に楽だ。
ハンドルがアップライトになっているため、かなりリラックスして操作できる。
TRCのバックステップも、程良い前傾姿勢を保ててイイ感じだし。

TRCのストリートマフラーは、非常に音が静かだ。
ノーマルの2割増し程度の音量なので、長距離走っても騒音で耳から疲れることはないだろう。
パワー感はkurokiのヨシムラの方が上だと感じるが。

ハンドリングは、若干重い感じがする。空気圧が足らない?
そう思ったのは低速時のこと。高速走行では楽チンな特性に気付く。

フルカウルの威力は、やはり絶大だ。
ふくらはぎ部分を防風することは、これだけ楽になるのだと実感する。

ツアラーマシンに仕上げたかったIidaさんの意図が、よく伝わってくるマシンだった。


相模湖東ICで一般道に降りたところで、再びマシンをスイッチする。

今回のツーリングのルートは、Iidaさんにお任せ。
秋山村から都留市へと抜けるルートを走る。
集落を抜ける道なので速度は出せないが、クルマも少ない快適な走行が続く。

東京では散ってしまった桜が、ココでは今が満開だ。
その中でも、特に桜が美しいポイントを発見。


TRXを止めて、最初の撮影を開始する。




満開の桜が美しい。TRXより桜に目が奪われる(笑)。


Iida号からスイッチして気付いたのだが、あれだけ不満に思ったフロントサスを、今は不満に思っていない。
それどころか、素直に反応するサスに好印象を抱いているぐらいだ。
フロントフォークをノーマルセッティングに戻したことは、やはり正解だったようだ。

XJR1200からの乗り換え直後、フロントに頼りなさを感じたkurokiは、アレコレ手を入れたのだが‥‥、

  1. オーリンズのフロントスプリングは、公道で使うには堅すぎて不快だった。
  2. ノーマルスプリング+粘度15は、ゴツゴツ感を感じた。
  3. ホワイトパワースプリングは、ゴツゴツする上に挙動が読みにくかった。

結局、メーカーが指定したセッティングが一番だったという、お決まりの結果に陥ったりして(苦笑)。

推測だが、各部のアタリがついてからキチンと組み直したことで、悪くないフィーリングが実現したのだと思う。
TRXの足は動きすぎると言われるけど、kurokiにしてみれば、動いてくれた方がターンのキッカケを掴みやすくて助かる。
それに、ハードに攻め込まないのであれば、むしろ柔らかめの足の方が楽しめるしリラックスできる。
もう少しダンパーが効いてくれればと正直思うのだが、乗り手の方で何とか出来るレベルだし。

悩んだときは原点に戻ると、色々と発見があるもんで。



都留市街でガソリンの補給を済ませ、山道を抜けて勝沼へと向かう。

実はこの近辺は、kurokiの初ツーリングの地、いわゆる「思い出の地」なのだ。
当時、中免を取ったばかりのkurokiは、ツーリングに行きたくて仕方がなかった。
まずは肩慣らしと言うことで、OutRiderで紹介されていて比較的近場の笹子峠へと向かったのだ。

都留から笹子へと向かう途中、迷い込んだ黒野田林道がダートだった。
ちょっと走ったら抜けると思いきや、行けども行けどもガレ場は続く。
坂道発進を失敗する下手クソの分際で、400ccのオンロードバイクでガレ場を走るとは、何という無謀!

無事に転けずに走り抜けた後の充足感は、今もまだ忘れられない。
TRXを走らせながら、思わずセンチメンタルな気持ちになってしまうのだった。



国道20号に出て、笹子トンネルを抜けた直後の道の駅甲斐大和で休憩する。
朝食を摂るには、少し早すぎたようだ。結局、勝沼市街のジョナサンで朝食を摂る。

少しまったりした後、奥多摩に抜ける雁坂トンネルへと向かう。

途中Iidaさんが、

「せっかくだから、フルーツラインを通りましょうか?」

と提案してきた。
以前、TRX-MLのほうとうオフが開催されたときに、当時山梨在住(現在川崎在住)のロリコンポさんの案内で、フルーツラインを走ったことがあるそうだ。
ロリコンポさんのホームコースなので、ひょっとしたらいるかもしれないね。いたら大笑いだね。
と話していたら‥‥本当にいた。


ちょうど桃の花が咲き乱れるこの界隈。
デジカメで撮影をしているところに、我々2台がやってきったってワケだ。


あまりの偶然に、一同大笑いする。


ひとしきり会話を楽しんだ後、フルーツラインで2回目の撮影会を開始した。
折角なので、走っている姿も撮影することにした。三脚も持参したしね。


すれ違うロリコンポ号とIida号を、絶妙のタイミングで撮影。


kurokiも走ろうっと。

しかし、kurokiの持ってきたスナップ用途のデジカメでは、満足のいく写真がなかなか撮影できない。
もう少し性能の高いデジカメが欲しいと、切実に思うようになってきた。


撮影を終えて、山の上にある笛吹川フルーツ公園で休憩する。
現在の時刻は、まだ午前11時。
温泉に入って飯でも食おうという提案もあったが、東京で別の用事を済ませなければならないkurokiは、ちょっと早めに引き上げることにする。



勝沼ICでロリコンポさんとお別れし、中央高速に入る。
さすがにこの時間の上り線はガラガラだ。

水を得た魚のように、Iida号はガンガン飛ばす。
途中でついて行くのをあきらめたkurokiは、八王子まではちんたら走りを決め込むことにした。


電光掲示板に、三鷹~調布間で事故渋滞10kmと出ている。
Iidaさんの判断で、国立府中ICで降りて国道20号を走ることになった。

この日の気温は、初夏を思わせる陽気だった。
しかも、ストップ&ゴーのちんたら走行を長時間にわたって強いられる状況。

午前3時半起きのkurokiは、まとわりつく眠気を必死で払いのける。
正直、高速を降りたことを後悔した。

そういえば先ほどから、濃緑のロードスターと併走している。

今日はいい天気だから、オープンカーをよく見るなぁ。TOYOTA MR-Sも何台か見たし。
バイクと同じで、こういう時期のオープンは気持ちいいだろうなぁ。
でも、耳元でこの爆音を聞かされたら、さぞや迷惑だろうなぁ。

などと思いながら、しばらく併走を続ける。
ロードスターは途中で右に折れて消えていったが、後日このロードスターがTRX-MLのTOSHIさんだと判明。

偶然って、続くもんだねぇ。


高井戸にあるIidaさんの自宅に到着したのが、午後2時過ぎ。
近所の蕎麦屋で遅い昼食を摂り、本日2つ目の目的を果たすため、埼玉の川口へと向かう。

AMS FUJII
で、その目的が何なのかと言うと‥‥待て!次のいじくり日記を!

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