女夫淵温泉リベンジツーリング

前回のツーリングでは、すんでのところで女夫淵温泉に入り損ねた。
見通しの悪いくねくね道を、車の後ろを延々と走ってきて、「ようやく温泉に入れる」と喜んだものの、オアズケをくらったワケだから、我々のショックは相当デカかった。

程なくして、Iidaさんからメールが届いた。

「リベンジツーリングをしませんか?」

いよっ!待ってました!
早速、希望日程を書いて返信だ。
TRX-MLでも募集が開始され、結果、総勢7名が参加することとなった。

参加メンバーは以下の通り(五十音順、敬称略)。

  • gooch@白TRX
  • GUN@赤TRX
  • Iida@赤TRX
  • おおつか@白黄TRX
  • みうら@赤TRX
  • みつおき@黒TRX
  • kuroki@黒TRX

午前4時、起床。
まだ空は暗く、星が出ているが、いそいそと愛機を引っ張り出し、準備に勤しむ。
軽く洗車して、ワックスをかけ、チェーンオイルを挿し、空気圧を調整する。

午前5時半、自宅前を出発。
まだ空気は固く締まっており、装備の隙間から入り込む冷気に身震いする。
前回は大混雑だった国道298号や外環も、意外なほど順調に流れている。
連休の中日はこんなモンだろうな~と思ったのだが、甘かった。

東北自動車道に入った途端に混雑が始まった。
一応、60~100キロぐらいで流れているから、おおむね良しとすべきだろうが、前走車にぴたっと付いて走るのは、とても神経を消耗する。かといって、車間距離を空けるとすぐ割り込まれるし‥‥。
1つ前の車のブレーキランプに注意を払いつつ、淡々と佐野SAまで移動した。

佐野SAでいつもの朝食バイキングを食べ、まったりしているうちに、7名全員が揃った。
ここからは、霧降高原道路まで移動する。
東北自動車道を宇都宮まで行き、日光宇都宮道路を日光ICまで向かうのだが、行けども行けども、車、車、車‥‥。

そりゃあ、そうだろう。
絶好の秋晴れに恵まれた3連休。しかも、紅葉が見頃を迎えているそうじゃないか。
この条件で、混まないわけがない。


約2時間ほどで、霧降高原道路に到着した。
相変わらず車は多いが、渋滞ではない。
前を走る車の後について、景色を楽しみながら、ゆったりペースで流す。



六万沢橋の上でTRXを停め、色づいた山々を背景に記念撮影をする。


絶景かな。絶景かな。


しかし、この橋。ひっじょーに高いトコロに作られている。
谷底を見下ろすと、思わずケツの穴がシマる(笑)。
もしや自殺の名所では?と思ったら、案の定欄干に花が添えられているのを発見。更に恐怖感が倍増する。

霧降高原道路を降ったところにある大笹牧場で、少し早めのランチとした。

大笹牧場
駐車場にTRXを並べて一息ついていたら、白のTRXと、タイラ八耐レプリカカラーのTRXがやってくるではないか。
もしや?と思ったら、やはりTRX-MLメンバー、ともゑ&かつ夫妻だった。

コレで総勢9名!
嬉しいじゃあ、ありませんか。
思わぬドタ参に、一同沸き立つ。




タイラレプリカカラーのTRXは貴重なので、舐め回すように撮影しちゃうのだ。



なぜか「珍走車」の群れが。裏にもウジャウジャと。
なんかの撮影会でもあるんだろーか?夜露死苦。


エライ貧相な見た目のジンギスカン。
味は可もなく不可もなく量は意外と多い。でも1200円の価値はない。

さて、ジンギスカンを胃袋に収めた我々は、宿願の女夫淵温泉を目指す。
残念ながら、おおつかさんとみつおきさんは、ココでお別れとなった。


女夫淵温泉に向かう、鬼怒川沿いの山道は、相変わらず辛い道だ。
くねくねと見通しが悪いこの道を、ちんたら車の後ろについて、じっと我慢の走行を強いられる。

い、いかん。
意識が飛びそうだ。
早起きと昼飯の相乗効果で、眠さがピークに達してきた。
それは他のメンバーも同じだったようだ。どうにもたまらず、川俣湖の湖畔で休憩を入れた。


しばし談笑した後、ともゑ&かつ夫妻とはココでお別れとなった。


入場制限していたらどうしよう。
前回を遙かに超える車の数が、我々の不安感を煽る。


案の定満車だった女夫淵温泉の公営駐車場に、なんとか5台のTRXをねじ込む。


「わ~い、リベンジだ~」と、浮かれる人々。

温泉には、入ることが出来た。
おお、ラッキーと思ったのも束の間、狭苦しい簡易脱衣場の混雑を目の当たりして、思いっきりげんなりした気分になる。
Iidaさんとkurokiは、どうにか簡易脱衣場で着替えを済ませ、goochさん、GUNさん、みうらさんの3名は、ちょっと上がったところの物陰で着替えをする。


その難関をくぐってしまえば、サイコーな露天風呂が待っていた。
大小様々な露天風呂が合計10個、渓流沿いに点在している。
ちょっと硫黄の臭いがする白濁とした温泉に身を沈め、ふっと空を見上げると、美しく色づいた山々が目に映る。
程良く冷えた空気が、火照った頬を撫でていく。

ああ、来て良かった‥‥。
そう思わせるだけの、素晴らしい温泉だった。

なお、ここは「混浴」だった。
女性の肌が視界に入る度に、妙にドギマギして緊張してしまう。
バスタオルで完全ガードされているから、さして露出度は高くないんだけど、やっぱり気になってしまうのだ。
ふと嫁が言ってたことを思い出した。

「案外女の方が冷静に見てるんやで。あーイケてないのが入ってきたって(笑)。」


無事、リベンジを達成した我々は、そろそろ帰途へ付くことにした。
Iidaさんの提案で、中禅寺湖→いろは坂→足尾→大間々→佐野ラーメン(笑)というルートとなった。

女夫淵温泉から中禅寺湖に抜ける山王林道は、狭くてブラインドコーナーが続く悪路だ。
しかし、景色は素晴らしい。

眼下に見える川俣湖が湛える、蒼い水が美しい。
紅葉した山肌を照らす夕焼けが、ハッとするほど美しい。
白樺のトンネルからこぼれる夕日が、幻想的に美しい。

国道120号、中善寺湖畔のメインストリートから大渋滞に合流した。
すり抜けに次ぐすり抜けで、ようやくいろは坂を降りると、もうすっかり日が暮れていた。

道路沿いで、後続のIidaさん、みうらさんを待つ。
程なくしてIidaさんが到着。
しかし、みうらさんが‥‥来ない。

もしかして、事故った?
そんな不安がメンバーの間を漂い始めた頃、Iidaさんが持ってきた無線機にコールがあった。
そう、前回のツーリングで、携帯が繋がらなくて困ったことを反省して、別の連絡手段を用意していたのだ。
コールの主は、勿論みうらさんだった。
「もうすぐ降りる」との報を聞き、一同安堵のため息を漏らす。

数分後、みうらさん到着。
聞くところによると、ちょっとしたアクシデントがあったそうだ。
まず、シールドを開けて走っていたため、コンタクトレンズの片側が紛失してしまったこと。幸い、使い捨てレンズを持参していたので、事なきを得たそうだ。
そして、いろは坂に入る前に、道を間違えてしまったこと。コンタクト紛失の間に、我々と離れてしまったことが災いしてしまったのだろう。

なんにせよ、大事に至らなくて、よかったよかった。


渡良瀬川沿いの国道122号は、交通量は多いが順調に流れている。
信号もほとんど無いので、淡々と淡々と移動するのだが‥‥とにかく眠いっ!
このときのkurokiは、ホントにヤバかった。何度も落ちそうになっていた。

佐野までの先導は、以前この界隈に住んでいたGUNさんが担当した。
ジモティ・スペシャル・ルートを通ったため、後を付いていくkurokiは、一体どういう道順だったのか、サッパリ判らずじまい。
いつの間にやら、ラーメン屋さんに到着していた。このとき既に午後9時。


渋滞の疲れと、眠さに耐えてきたことによる疲れが重なって、ぐったりしながらラーメンを待つ。


kurokiが頼んだのは、シンプルな佐野ラーメン。

澄んだ醤油ベースのスープとちぢれ麺。
実は、kurokiが一番好きなタイプの味なのだ。
あっという間に一杯平らげる。


こちらはネギラーメン。


そして、圧倒のチャーシューメン。

さて、腹ごしらえも済んだ。後は東京に向かって一直線だー。


東北自動車道は、混んでいた。
夜10時だってのに、混んでいた。
佐野藤岡ICから浦和の料金所まで、ずーっとずーっと混んでいた。

料金所の精算を待つ行列の中で、我がTRXの水温がみるみるうちに上がっていく。
ヨシムラのデジタルテンプメータを装着しているため、冷却ファンがキャンセルされていて、回らないのだ。
仕方なくエンジンを切り、TRXを押しながら前へと進む。
こんな厄介なデバイスは撤去してやる!と決意を固めるのだったが、照明付きの時計の便利さを思うと、やっぱ付けたままにしようかと、心が揺れるのだった。

例によって、料金所の後で解散となった。
goochさんとkurokiは、外環三郷から松戸へ抜けるルートで帰ることになった。

何事も無く自宅にたどり着けたのだが、今日はホントに疲労困憊。
テキトーに後片付けを済ませ、メンバーに帰着報告メールを流し、布団に潜り込む。
そして、泥のような眠りへと落ちていくのだった‥‥。

メンバーの皆様、お疲れ様でした。
そして、「もう渋滞はコリゴリだー!」