トラブル!トラブル!トラブル!

久々のツーリングだ。
先週のTRX-ML北関東ツーリングは雨で参加を見送ったが、今日は違う。降水確率0%。天気予報のお墨付きだ。
きっと清々しい秋空の元、ツーリングを楽しめるに違いない。

そう考えると、年甲斐もなく遠足前の子供みたいに興奮してしまい、あまり寝ることが出来なかった。


早朝、今回の同行者の一人である悪友お~うちさんが、kurokiの自宅前に到着。
軽く挨拶を済ませて、早速出発だ!

‥‥あれ?

お~うちさんのTRXのエンジンが、かからない。
スターターを押しても「ばち」という音がするだけで、エンジンがウンともスンとも言わない。
ココまで走って来られたのに、いきなりどうして?

ヒューズが飛んだのか?
それともどこか断線しているのか?


悪戦苦闘すること約10分。
バッテリー端子の絶縁キャップを被せたところ、ようやく始動に成功した。

しょっぱなからトラブルとは、なんだか嫌な予感がした。


現在建設中の外環の側道を、早く松戸まで延びてくれれば楽なのにと思いながら、三郷ICへ向かう。
渋滞をすり抜けていたところ、お~うちさんのTRXが急停止し、そしてまた動かなくなった。

約10分ほどでエンジンは回復したが、ウンザリした表情を浮かべたお~うちさんが言った。

「この先、いつまた止まるかもしれないから、今日は行くの止めるわ」

外環の入口で二手に分かれた。
お~うちさんは修理するために馴染みのバイク屋へ、kurokiは待ち合わせ場所の東北自動車道佐野SAへと、それぞれ向かったのだった。

まず、青いバイクが1台、脱落した。


3連休の初日の東北自動車道は、早朝にもかかわらず混雑している。
お~うちさんの電装系トラブルと、予想外の混雑の影響で、約30分ほど遅刻して佐野SAに到着した。


もう既に、幹事のIidaさんを初めとして、TRX-MLのメンバー数名が揃っていた。
程なくして、仕事で徹夜明けのゆにさんも到着。
急に告知したツーリングにもかかわらず、総勢7名が揃うとは、何とも嬉しい展開ではないか。

なお、参加メンバーは以下の通り(五十音順、敬称略)。

  • Iida@赤TRX
  • サイトウ@赤TRX
  • GUN@赤TRX
  • gooch@白TRX
  • ☆や@青TRX
  • ゆに@青R6
  • kuroki@黒TRX

1台だけTRX以外が混ざっているのは秘密だ。

挨拶とブリーフィングを済ませ、一行は矢板ICへと向かう。
☆やさんは徹夜明けのため、佐野SAの次の栃木ICで離脱する。
次回はフルに一緒に走りましょう!と意を込めて、本線を離れていく☆やさんに、片手を挙げて挨拶を送る。

東北自動車道は、相変わらずだらだらと混雑している。
つまらない移動を淡々と済ませて、矢板ICに到着した
さて、ここからは、お待ちかねのワインディング・セクションだ。


GUNさんを先頭に、八方ヶ原から塩原の温泉街へと続く県道56号を駆け抜ける。
序盤は道幅も広く、路面状態も良かったため、かなり気分いいペースで走りを楽しむことが出来たのだが、中盤からは狭くて見通しが悪いコーナーが続出。なおかつ結構荒れた路面だったこともあり、全員ツーリングモードへと移行。
kurokiも、ヘルメットのシールドを全開にして、「ああ、爽やかな空気だ」と呑気なことを言ってみたり。

途中、八方ヶ原の駐車場で一休み。
皆でバイク談義に花を咲かせる。



ゆにさんのR6をしげしげと眺めていたところ、スイングアームの辺りに、なにやら怪しい液体が漏れているのを発見。


シートを外して調べてみると、正体はバッテリーの液漏れだった。

ココでもまた、青いバイクにトラブルが‥‥。


峠を下ったその足で、ゆにさんは横浜へと戻ることになった。

しかし、またしてもトラブルが。
後続グループが道を間違えてしまい、先を走るkuroki達とはぐれてしまったのだ。
携帯で連絡を取ろうと試みたが、電波状態が悪くてなかなか繋がらないし、繋がっても雑音だらけですぐ切れてしまい、会話が成立しない。

さて困ったぞ。

何度も電話をかけ直したり、辺りを捜索してみたが、見つからず。
いたずらに、時間だけが過ぎていく。

このまま留まっていても埒があかないと判断した我々は、当初行く予定になっていた日塩もみじラインへ向かうことにした。
ひょっとしたら、途中で出会えるかもしれないと思っていたら‥‥いた!
意外なぐらい、あっさりと見つかった(笑)。


そして、ゆにさんは去っていった。
青いバイクがもう1台、脱落した。


連休初日だというのに、日塩もみじラインはかなり空いていた。
遅い車につかえてしまうことも少なく、追いついてもすぐに道を譲ってもらえたため、ストレス無く峠を楽しめた。

イイ感じのペースで先行するGUNさんを追いかけるkuroki。

目前にコーナーが迫る。
ブレーキング、そしてシフトダウン。
イン側にオフセットして身構えた身体を、一気に倒し込む。
リアタイヤにかかる荷重を確かめながら、一つ一つコーナーをクリアしていく。
仕事に追われた毎日に、かき消されていた感覚が、徐々に融け出していく。

ん~、やっぱりバイクは楽しいぜっ!



峠を下った我々は、ちょっと遅めの昼食を取る。
何気なく「やまこし食堂」という蕎麦屋に入る。


冷たい山菜天ぷら蕎麦。おお。なんとも素朴な味だ。
蕎麦自体は取り立てて特徴のない味だが、つけ合わせの舞茸の天ぷらがかなりイケる。
地のモノ旬のモノが、やはり一番旨いんだよね。

小一時間ほど、まったりと談笑する。
この後の「とどめの一撃」があるも知らずに‥‥。

女夫淵温泉


昼食の後、ここでGUNさんは用事のため、帰路に付くことになった。


GUNさんを見送ったkuroki達は、本日のメインイベントである混浴露天風呂へ向かうため、鬼怒川の奥地へ向かうのだった。

しかしこの道、鬼怒川沿いの田舎道をのんびり行けると思っていたのだが、意外に車が多い。
狭くて見通しの悪いコーナーが連続するため、ペースを抑制された、ちんたら走行を強いらる。著しく神経を消耗する。

い、いかん。

めっちゃ眠くなってきた。
しかも昼飯食った後なので、眠さ大幅増量中(当社比)だ。

やっとの思いで、「女夫淵温泉」に到着した。
ここは河畔に12もの露天風呂があることが特色で、山奥だというのに、かなり多くの車で、駐車場は満車状態だった。我々は、バイクの特権を生かして、はじっこの方にひょいと停める。
さて、これで身体を休めてゆっくり出来る‥‥と思っていた我々に、追い打ちをかけるようなとどめの一撃が。

「はい、今日はこれでオシマイだよ」

なにい?
まだ4時前だってのに終了だなんて!

思いもよらない結末に、一同ガックリうなだれる。


目の前に来て‥‥くそぅ‥‥いつかリベンジしてやるぞ(笑)。

しかし、温泉はココだけじゃない!
今来た道をちょっと降ったところにある、村営の公衆浴場「上人一休の湯」でひとっ風呂浴びることにした。

露天風呂に入り、暗くなりかけた空を見上げて、身体を伸ばす。
は~、気持ちいい。
まるで身体が溶けていくかのようだ。



温泉から出てくると、空はもう暮れようとしていた。
これから下界に降りるまでは、狭いくねくね道を、ライトを頼りに延々と走るコトになる。

県道23号、県道169号、県道245号をつなぎ、真っ暗になってしまった峠道を抜け、今市へと向かう。
kurokiが先導したのだが、先の見えない夜の峠道は、非常に怖くて疲れる。
やっとの思いで、下界に降りたときには、神経が摩耗してヘトヘトになっていた。

いったんコンビニで休憩し、日光宇都宮道路の今市ICから東京へと目指す。
しかし‥‥HIDを搭載するIidaさんのマシンは、暴力的に明るい。こんなのに後ろからビカっとやられたら、思わず道を譲りたくなってしまうよなぁ。
Absoluteのホワイトバルブを搭載するサイトウさんも、かなり明るくて目立つ。でも、本人曰く、意外に視界が良くないとのこと。


佐野SAにて最後の休憩。
レストランで、名物の佐野ラーメンを食べて、まったりするのだった。

意外なほど空いている東北自動車道を走りきり、浦和の料金所で挨拶を済ませ、一同それぞれの家路へと付く。
いろいろとトラブルに見舞われたツーリングだったが、天気も良く、事故にも遭わずに楽しめることができた。秋の交通安全運動実施中だったが、検挙に遭わずに済んだしね(笑)。

疲れたけど、やっぱりツーリングは楽しいぜっ!


翌日、お~うちさんから連絡があった。

電装系トラブルの原因は、メインスイッチのケーブルの断線だった模様。
折れたケーブルが、パーツとパーツの隙間に食い込んでいたため、断線発生となったようで。
半田で補強し、配線を取り直すことで、修理が完了したそうだ。

あのままツーリングを強行していたら、間違いなくどこかで止まっていたハズだ。
高速走行中にエンジンストールが発生したら、あわや大惨事となっていたかもしれない。
賢明な判断だったと言えるだろう。

しかし‥‥無念だったことには変わらない。
実家でヤケ酒呑んでいたそうだが、気持ちはわかる。kurokiだってそうするよ。

次回こそは、一緒に走りに行きましょう!