DUCATI MONSTERに乗ってみた

今年は仕事が忙しい。盆休みすら取れなかった状況なので、バイクに乗る機会もほとんど無かった。
それに、暑いの嫌いだし。

9月になり、涼しくなり、仕事も若干落ち着いてきた。
いいタイミングで、TRX-MLの北関東ツーリングが開催されるとは!
コレは参加するしかない!

で。

当日の朝は、曇天だった。もう一息で泣き出しそうな空模様だった。
眠い頭でしばらく思案した結果、

「やっぱ、ヤメ。寝よう!」

とそそくさと布団に潜り込むのだった(疲れていたしね)。

後で、オフ会連絡用掲示板を覗いてみると、雨男三人衆が大子で鮎を食らっていると報告があった。
もちろんその中には、雨男のIidaさんが、いた‥‥。


今日はバイクに乗る日だ!と決めていたのだが、この天気じゃあまり遠出する気にならない。
何となくTRXを走らせ、何となく国道6号線を北上していたら、ふとDUCATI松戸が視界に飛び込んできた。

そうだ、今日はDUCATIでも見てみよう!

と、衝動的に立ち寄ることにした。
後先も考えずにね。


今日は時間もあるので、試乗車に乗せてもらうことにした。
常々「今度はもっと楽な姿勢のバイクに乗りたいなぁ」と思っていたので、DUCATI MONSTERに乗ってみることにした。

まずは、MONSTER 900 i.e.(’02)に試乗。
古くさい2バルブ空冷エンジンのこのマシンは、ノーマルでもかなりやかましい。乾式クラッチであることも手伝って、かなりガサツな音がする。

クラッチを繋いで、路上に出てみる。
驚いたことに、エンジンを回すと、さっきまでのガサツな音がなりを潜め、上質なエンジン音に早変わりする。こうなると新しいエンジンのように感じちゃうから不思議だ。
逆に、我らがTRXのエンジンは古くさく、ぬるい感じが否めない。

マフラーからの排気音は、程良く調教された心地よいサウンドだ。
うるさすぎず、静かすぎず、程良いサウンドが楽しめる。

クラッチのシフトフィーリングも秀逸だ。
スコン、スコンと小気味よくシフトが決まる。

ちょっと上本郷駅前を通ってみる。
この辺りはゴミゴミした市街地なので、お散歩マシンとしての素性を見るには絶好の場所となる。
試乗車に装着されたクラッチリリーズキットは、ドカの重たい油圧クラッチを楽々操作に変えてくれる。TRXみたいな軽さはないが、指2本でも楽に扱えるようになる。だから、渋滞だってTRXに近い感覚でやり過ごすことが出来る。
低い回転からでも、ぐんぐんトルクが出る。パルス感が心地イイ。何となく走るのが、めっちゃ楽しい。
しかも、2000回転以下でも結構粘ってくれるのも街乗りに用途には有り難い(インジェクションの効果か?)。

しかし、サスペンションは固い。高荷重なセッティングだ。
ごつごつと段差を拾うし、低速での切り返しにはコツがいる。
でもコレは、セッティング次第でどうにでもなるレベルと言えるだろう。

いかん。
結構気に入ってしまったぞ(汗)。


続いて、MONSTER S4(’02)にも試乗。
この試乗車はマフラーが換装されているため、相当にやかましい音がする。

916の水冷パワーユニットを搭載したこのマシンは、店員さんの説明通りに、かなり気持ちよい加速をしてくれる。
900 i.e.に比べ、かなりパワーが太い感触だ。

逆に言うと、あっという間に速度がヤバい領域に達してしまう。
かつてXJR1300で体験した「扱い切れなさ」が、S4にも感じられる。
出来の良いバイクに「乗せてもらっている」感じと言おうか。

kurokiにとっては、900 i.e.の方が明らかに「近い」感じがする。
肩肘張らずにバイクを楽しみたいから、900 i.e.を選ぶだろうね。
マフラーはノーマルで、サスペンションのセッティングを変更する程度で、十分楽しめるハズ。

とりあえず、はじき出してもらった乗り出し価格は、123万円ナリ。
ん~、嫁を説得できんな(苦笑)。


家路につくためTRXを走らせたのだが、なんともホッとした気持ちになった。
料理で例えるなら、海外旅行から帰ってきて、ご飯と味噌汁食べてホッとするようなものかな。

TRXは刺激が少ないけど、とても気持ちのいいバイクだ。
改めてTRXを見直すことになった、今日の試乗なのだった。