[つぶやき] シンプルに行こう

このところ、もやもやと考えていたことがある。
もうちょっと落ち着いて、バイクと接していきたいってことを。

何と表現すればいいのかな。
そう、料理で例えるなら、スパイスや調味料をバッチリ効かせた刺激的な味より、素材本来の味をじんわり味わわうような、そういうフィーリングでバイクを楽しんでいきたいのだ。

じゃあ、素材本来の味って、一体なんだろう?
自分が求めているバイクの楽しみって、具体的にはどういうことなんだろう?


いろいろバイクをいじってきて、改めて気が付いたことがある。
メーカーが出したセッティングの偉大さに。

パーツを換えると、バイクの性格が変わる。モノによっては、ガラリと激変してしまう。
それはとても楽しい行為であり、カスタムの醍醐味とも言えるだろう。

が、しかし、それだけは終わりではない。
セッティングを出さなければ、いくら良いパーツを付けたとしても、パーツが生きてこない。
そして、終わりなき調整作業が始まる。

試行錯誤の結果、何とかセッティングを出すことが出来たとしても、シチュエーションによってはかえって乗りづらいシロモノになってしまうハナシは、枚挙にいとまがない。

メーカーの出したセッティングは、街中でも峠でもサーキットでもソコソコ楽しめる、不都合なく使えるポイントで調整されている。
ファクトリーライダー達が膨大な時間を費やして走り込み、それをメーカーのメカニック達が煮詰めていった結果である。
素人には到底かけられない、莫大な労力と時間と技術が、1台のバイクに投入されているのだ。

安易にいじると、不用意にバランスを崩しそうで、怖じ気づいてしまう。


もやもやと、ずっと考えていた。
いろいろとバイクをいじって遊んできたんだけど、ここいらでもう一度、「自分にとって必要なものは何か」を、取捨選択するべき時に来たんだろう。

「虚勢はもう、いらないよね。」

当サイトの常連さんである、ゆにさんの言葉。
ポン、と背中を押された思いだった。

「そう、シンプルに行こう!」